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日本の水族館 かつうら海中公園

かつうら海中公園

千葉県勝浦市にある海域公園(旧称:海中公園)です。正式には南房総国定公園の中にあり、勝浦市鵜原の一帯が指定されていて、その中心となる施設として沖合い60mの位置に海中展望塔があります。

 

これが海中展望塔。この海中公園の中心施設です。

入口にある説明板。ここの解説文が簡潔かつ明確だったので転記します。

「リアス式海岸の自然美あふれる景勝地、勝浦市鵜原地先は、寒流と暖流の接点にあり、海の生物が豊富です。この一帯、14.5haが勝浦海中公園に指定され、その中央部に東洋一の規模を誇る回中望遠塔(高さ24.4m、水深8m)がたっています。その海中展望塔から年間約90種類以上の魚や海底の様子を観察することができます。」


では実際の様子を見ていきましょう。ここには大きく分けて3つの施設があります。まずは一番規模の小さいこの海の資料館。道沿いにあります。

奥に見える巨大な施設が「千葉県立中央博物館分館 海の博物館」です。非常に立派でこの地方の海に関わってきた文化全般を学ぶこともできます。ちなみに海中展望塔のみの場合でも駐車場はここになります。


さて、いよいよ海中展望塔に行きましょう。ここがチケット売り場。売店もトイレもここにあります。(展望塔にはトイレがありません)

お値段大人960円。こども470円。やや高い気もしますが、自然相手の大きな施設を維持管理していくためには莫大なお金がかかっているはずですので、これでも運営資金のほんのわずかしか回収できていないと予想します。

展望塔は沖合60mの位置に歩きますので、海の上の長い橋を渡っていきます。途中にこんなかわいい(けれど巨大な)イシダイがあります。とても良いインスタ映えスポットです。

なるほど、かつての養殖のあとも見られます。

もう一匹ハコフグくんもいます。それにしても巨大・・・。

リアス式海岸の美しい岩場の上の橋を歩いていきます。こういう風景を見るだけでもここに来る価値があると思います。勝浦海中公園は1974年6月に、日本で40番目に指定された海中公園となったそうです。岩場が多く、ウニやアワビなどが生息しているとのこと。

さてさて、こんな橋を渡っていくと、いよいよ水中展望塔です。

海がきれい!さすが寒流と暖流の合流地点。確かにここに展望塔を作ったのも分かります。


これが展望塔の入り口です。オープンは1980年。すでに40年近い歴史があるんですね。展望塔の建設は川崎市の日立造船神奈川工場でおこなわれ、完成後に川崎から約16時間かけて勝浦沖まで曳航したとのこと。設計は学習研究社だそうです。

この日(3月)の透明度は7m。この時期としては標準的のようです。

おお、ウミタナゴのポスターだ。

こうやって階段を下りていきます。

ここが海面らしい。

下に着きました。水深8mの世界です。観察窓は24個あるそうです。

自然の海の中で、こんな景色が見られるなんて・・・。すごい。

イシダイの成魚かと思いましたが、口が黒くないので多分クロダイだと思います。

大きさと尾びれからサクラダイだと思います。釣り人からは見向きもされませんが美しい小魚で、国外からは高い人気を誇る日本の固有種、だそうです。

この日は休日で自分たち以外にも少しお客さんがいらっしゃいました。だから?か分かりませんが、管理人の方が餌付のサービスをしてくれました。

餌の入った籠を上からおろしてくれたのです。

ものすごい数の魚が一気にやってきてスゴイ迫力でした。

これを狭い水族館の水槽でやるのではなく、太平洋の外海に面した大海原でやることがすごいです。

 

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